代表者(崎田)コラム

自分が提出した資料を「資料直しておいたよ」そんなことしてくれる上司や管理職いますか?

コラムです。あなたの人生にとってほんの少しでも、良いスパイスになれば嬉しいなと思います。このコラムは【しがらみなし】で書きます。起業する人、社長さんに必要であれば【タブーな話】もします。ご了承のうえ、お読みいただけると幸いです。

自分が提出した資料を「資料直しておいたよ」そんなことしてくれる上司や管理職いますか?

「自分が提出した資料を「資料直しておいたよ」そんなことしてくれる上司や管理職いますか?」
というQuoraでの質問に回答させてもらいました

今、私の周りではいません。
個人的な持論と思われればそれまでなのですが、そんな上司、管理職に私はマイナスのイメージしか持ちません。

以前、自社の従業員が後輩に同じようなことをしていた時に諭(さと)したことがあります。
たしかこんな感じだったかと。

・○○くんのやったことは【先回り】になる。親切心か、指導するのが面倒とか思ってのことかもしれないけど、君がやった先回りは、彼女(新入り従業員)の【失敗の機会を奪う】ことになる。

・○○くんは尻は自分で拭きたいと思わないか?人に拭いてもらいたいか?※言い方汚いですけど

個人的な持論かもの理由は・・・後輩や部下への接し方は、子育てと非常に似ているんではないかと思います。

子供は失敗しながら育ちます。自転車ではコケますし、初めて包丁をもって野菜を切るときに手に切り傷を負います。危ないからといって一生自転車に乗らなくてもいい、包丁を使わなくてもいい、という生活を親が保証することはできません。いつか通る道ですよね。

多くの親は、大怪我にならないようにだけ気をつけながら、見守ります。
見守って、助けを求められたら助けるくらいかな。

また、子供が砂場で何かを作っているとき、不器用な作品を親がキレイに仕上げて、親自身が功を誇る、なんてことはしないはずです。
子供はキレイな作品ができることよりも、自分で作った作品を親に認めてもらうほうを100倍嬉しく思うのではないでしょうか。功を誇る親を喜ぶことは、年齢関係なく、本能的に、ないのでは?

会社での人材の育成も、育児にたくさんの共通点があるように思えてならないです。

今回の上司さんは時間的な制限があったのかもしれませんけど、それならその制限を外すほうに力を注ぐのが良いと思いますね。

自分が提出した資料を「直しておいたよ」と言う上司や管理職は、私が経営者なら【先回りして失敗の機会を奪う人】という評価をします。

また、後輩、部下の業績を奪う人にもなりかねないので、警戒モードフルになります。

直らないようなら管理の職から外しますね。

最後に唐突ですが、回答を書いていて、私、歴史が好きなので、歴史上の人物の言葉が思い浮かびました。

やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。
ーー山本五十六ーー

事は十中八九まで自らこれを行い 残り一、二を他に譲りて功をなさむべし

ーー坂本龍馬ーー

この2つは「資料直しておいたよ」という人に聞かせたい言葉ですね。
完全に当てはまるわけではありませんが、きっかけにはなるかもしれません。

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