代表者(崎田)コラム

頑張るという言葉について

コラムです。あなたの人生にとってほんの少しでも、良いスパイスになれば嬉しいなと思います。このコラムは【しがらみなし】で書きます。起業する人、社長さんに必要であれば【タブーな話】もします。ご了承のうえ、お読みいただけると幸いです。

頑張るという言葉について

突然ですが、わたし
「頑張ってください」という言葉に違和感があるんですよね。
特に社長に対して言う雰囲気になったとき、かな。
  
頑張る、の辞書の定義は…
・忍耐して、努力しとおす。気張る。
・困難にめげないで我慢してやり抜く
※他にも意味はありますが、主には。

なぜ違和感があるのかというと・・・  
社長さんたち、それと私自身、ピンチの時に
「困難にめげないで我慢して、忍耐して、努力しとお」してないんですよね。

 
目の前の壁を乗り越えようとするので精一杯。
それが困難、我慢、忍耐とは思わず、ましてや、努力なんて思いもよらない。
ただただ、どう対処するかを考え、実行する

私の接する社長さん方は、そういう人が多いのです。
私自身、後で振り返ると困難な時期は、数知れずありました。
でもその時、その瞬間は、我慢も忍耐もしていなかったです。
「お!?今度はそうきたか~~さあどうするかな」と思うくらい。

これは創業者である社長の独特な感覚かもしれません。(二代目、三代目の方はどうなのかな、そうでもないのかな。)
まあそういうわけで、私は「頑張ってください!」と社長に言えないのです。だって、誰も頑張ってなどいない。

では、社長たち、そして私はどうしてきたか?
それは「最善を尽くしてきた」。

言葉遊びのように聞こえるかもしれません。ただ、言葉は言霊(ことだま)という単語があるくらいですから、大切だと思うんです。
言葉一つで、定義が変わり、姿勢が変わり、考え方も導き出されます。

思い起こせばピンチだったとき、最善を尽くしたから、今ここにいると思います。(社長さん、あなたもそうではないですか?)
その時に、もっと良い策があったかもしれない、もっと別の方法があったかもしれない。最善ではなかったかもしれない。
でも、「最善となるべく、ベストは尽くした」。

これが最善ではなく、頑張る、となると、我慢・忍耐・努力という話になります。
こうなった時点で、負けてしまう可能性が高まる気がするのです。

といっても、人を前にして「最善を尽くしてください」というのは、あまり普段使わない表現ですし、ちょっとオーバーな表現だとも思います。

そう回数は多くありませんが、私がそんな(ピンチっぽい)社長を目の前にし、相談いただいたとして、言っているのは、
あなたなら大丈夫ですよ」になっています。

やっぱり言葉遊びかな。
でも言葉は大切ですよね。

社長、あなたなら大丈夫ですよ~

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